お客様の声

写真集 追想

写真集「追想」の製作にあたって

 平成21年の12月に亡くなった家内のアルバムを作ろうと考えたのは四十九日を過ぎたころからです。家内が暑い時期に写真の整理をしていて10月に再入院をしましたが、その時、あとを私に頼んで逝ったままになっていたからです。

 家内の子供のころからのアルバムを見て、年齢順に番号を付け始めてみましたが、形の異なる重い写真帳がいくつもあり、写真もごく最近のものまで含めると相当の量になります。写真を見ていくといろいろなことを思い出してしまうので、選択するのも容易なことではないと思い始めました。また、どのような形のものに作るのが適当なのかイメージの無いままに写真屋や量販店等の店頭に並べているアルバムなどを見て廻りましたが、想像に近いものが簡単には見つからず、要するに、希望の写真をイメージに合うように配列して、そこへ好きなスタイルの文字で若干の説明を入れたものは、アルバムではなくて本なのだと気付いたのは暑さが身にしみる頃になっていました。
 ネットで“BOOK工房”を検索して、アルバムの搬送のことなども考えて水山産業さんに電話をしたのはもう9月に入ってからです。でも、対応していただいた渋谷さんのお話を聞いていて“これだ”と思いました。早速事務所に伺って構想を話し、一周忌に親戚などに差し上げたいと話すと、「まだ間に合いますよ。」とのこと、時間に余裕のないことに驚きましたが、確実なところに伺うことができて本当に安堵しました。

 まあそれからは、トントン拍子というか、とにかく渋谷さんの指示に従って必要な写真を選別して、構成を考えて、不明なことや迷うことはすぐ渋谷さんに電話をして、10月初旬の入稿に向けて頑張れば済む話となりました。お伺いすると水山産業株式会社は立派な印刷体制を核とした優れた総合印刷会社と判りましたが、私のような素人の個人の希望も聞いていただけることを知って嬉しくなりました。各ページの配列や配色、文字のスタイルや大きさ、表紙の作り方と手に持った時の感触、一つひとつ丁寧に説明をして頂いて、見本を見せていただき、創作されてくるアルバムが想像に一致してくるのを感じました。そして、その都度子供たちに話し、子供たちも良いアルバムができそうだと感じたそうです。

 この「追想」を一周忌に集まった親族に手紙とともに渡し、親戚やごく親しかった家内の友人にも送りました。押しつけがましいことと考えてはいましたが、それぞれの方々から素晴らしいアルバムを送ってもらい、良い思い出になるとの感想を含めた手紙を頂き、自分や家族も少し気持ちの整理ができたと感じています。
 渋谷さんはじめ、製作にかかわって頂いた水山産業株式会社の皆様、本当にありがとうございました。心から御礼を申し上げます。

田中 有司