お客様の声

アカシアの木の下で

 本を作るという作業を終えてみて、小説と言うのはただストーリーを作るだけなのではなく、文字を使って感性や素性を表に出す自己表現であるという事をあらためて知りました。それだけに思い入れも困難さも想像していた以上のものでしたね。
 また今回、自分自身が体験してみて分かった事なのですが、執筆した本の制作をお願いする者にとって、文章の内容に問題はないかどうかや作業がどこまで進んでいるのかというのはかなり気になります。
 特に私は初めての試みでしたので手順などが全く分からず、ひとつずつ「こういう印刷方法があるのか」などと勉強しながら進めていくしかありませんでした。

 どこの会社にお願いしようかまだ迷っていた時に、直接、BOOK工房さんを訪問したのですが、担当の渋谷さんには本のサイズなどに始まって基本的な事から細かく説明してもらい、知識のない私でも意見を聞いてもらいながら進められそうだったのでお願いすることにしました。
 その後も電話やメールでこまめに連絡をしてくださったので振り返ってみて不安なく最後までやりとげられたと思います。
 特に連絡するような事がない時でも、今はどういう状況なのかという報告をある程度は定期的にしてもらうと安心できる感じで、それも今回の勉強になった事の一つです。
 逆の立場になる事があれば自分もそうするようにしたいですね。

 そして出来上がりを見た時、カバーや表紙について言うとシンプルではあるけども清潔感があり印象的な良いものが作れたなという満足感をもちました。
 派手ではなく自然美のあるものにしたいという私の希望を簡単な説明だけでスタッフの方も良く理解してくださったようで、サンプルをいただいた時は「そうそうこういう感じ」と少し嬉しい気持ちにもなりました。
 編集にあたった方々が内容について評価してくださり、書き出しから考えるとほぼ一年を費やすほど手間がかかりましたが、原稿から本への仕上げの段階が早いペースで順調にいったので気持ちよく作業を終える事ができました。
 挑戦してみると本を作るというのはかなり大変でやりがいのあるものだというのが実感ですが、またやってみたいという思いにもなれましたし、未経験な私に慎重に分かりやすく接してくださった事を感謝します。

 良い本を作るためにも勉強と経験を積んで、また次の時もBOOK工房さんにお願いしたいと思っています。

澤野 隆之